アメリカ「表現の自由」

現在、アメリカでは、「3Dプリンターで銃を作る方法」のアプリケーション開示がテキサス州のNPO組織から発表され、Dercad サイトページ上で行われる事への問題提起がなされています。

3年前でには、3Dプリンターで実際にピストルを作り、それを使った射撃の様子がYou Tubeで公開されて話題になった事件がありました。その後、3Dプリンターでの銃の作り方のウエブサイト公開についてオバマ政権下では武器の国際取引の規程によりアメリカ国務省が規制に乗り出しました。

しかし、この度のトランプ政権下では、アメリカの憲法の保障する表現の自由のもとで、その公開が実現に至る模様です。公開をする作者であるデイフェンス・デイストリビューテイドも、今回の銃の作り方の開示が直ちに犯罪に直結するとは考えないと表明しています。

あらゆる情報が、一瞬で世界中に広がる現在においては、何事に対しても完全な規制を設けることは難しくなってきました。最終的には、その情報を発信する人と受け取る人のコンシャスネスの問題ということになるでしょう。アメリカは自由の精神を尊重する国なので、表現の自由は尊重されるべきですが、繰り返される銃を使用した凶悪事件への対策もしっかりと行ってほしいと思います。アメリカが、外国人が安心して旅行や留学生活できる国になる日が訪れることを望んでいます。