カナダが大麻使用を合法化

カナダ議会で娯楽目的の大麻使用を認める法案が可決されたとの報道がありました。この法案はカナダ議会上院を「大麻の栽培、流通、販売を一定の規定により許可する」もので、個人の大麻使用を認める法案として可決したと伝えられました。

カナダの人はカナダ国内で、大麻と大麻油などをライセンスを持つ大麻ショップから購入できるようになり、インターネット上でも大麻の注文ができることからアマゾンなどでも販売される可能性があります。カナダに留学する日本人や非大麻地域からの留学生の現地生活に影響を与えそうです。

この規制の内容としては「30グラムより多くの大麻の所持、1家族につき苗木4つより多くの大麻の栽培、認可を受けていない業者からの大麻購入」は許可されない、そして所持が許されるのは18歳以上の年令制限がを設けるとあります。

日本人の大多数は、大麻は薬物という判断から馴染みがありません。古くはアヘン戦争の歴史があり、大麻は国を滅ぼすというイメージがあるのかもしれません。カナダの首相は、カナダ人は世界で大麻使用の多い国民で、大麻が生活の必需品になっているので法律によってこれを流通させる見解を述べています。さらに、大多数のカナダ人が大麻合法化に賛成しているとのことです。カナダ以外では、ウルグアイも大麻生産と販売を合法化しアメリカのコロラド州やカリフォルニア州なども娯楽目的の大麻使用を許可しています。

麻薬類の国際的な合法普及が良いのか悪いのかは分かりませんが、アメリカやカナダに留学する方々は留学先での自己管理を行う必要があります。日本人の留学生の大麻の使用は、日本の法律がそれを禁止していることを留学生活において周知する必要があります。さらに、大学生留学生や高校生留学生には、少なからず精神に影響を及ぼす大麻の使用は推奨できません。時代の流れ、トレンドの変化であるとしても、「安心と安全」を留学生活の中心に添えるべきでしょう。