海外留学での国際貢献

アメリカでひとつの国際問題が発生しました。アメリカ大統領トランプ氏が12月6日に、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教共通の聖地であるエルサレムを、イスラエルの首都と認定するという方針を固めてイスラエルのアメリカ大使館を、テルアビブからエルサレムに移転するとアナウンスしました。

この内容は相当に難解なので、国際政治の専門の方ににその評論をお任せするとしますが、問題なのは、この措置によって世界がより混乱を極めて、その結果留学生や国際文化活動を海外で目指す若者たちがテロの危険に遭遇するリスクが高まったことにあります。

世界中の人々が戦争を回避して平和に暮らせることが永遠のテーマであるにしても、異なる宗教、主義、主張の壁を越えて多様な民族が、それぞれの利益や言い分を互いに理解して共存を継続することは難しいのが現実です。

これから留学する方々が、その渡航先がアメリカやカナダなど北米でも、イギリスやヨーロッパ諸国でも、あるいは比較的テロ事件の発生する可能性が低いといわれるオーストラリア等オセワニア諸国でも、常に海外で生活を送るのに今まで以上に気を引き締める必要があります。日本人の私たちが海外で出来る限られたことといえば、自分の安全を自分で守り、その中でしっかりと学び、あるいは可能な範囲で国際交流活動をして事故や怪我なく日本に帰国することこそが国際貢献の基本であると言えるでしょう。

 

heiwa