英語力で教員の採用を優遇=留学のチャンス

英語の習得の「王道」は留学です。語学留学、大学留学、海外生活体験留学、高校留学、近年は中学校留学などの様々な海外体験プログラムの利用が脚光を浴びています。

2017年3月26日の読売新聞が配信したインターネット・ニュースによると、「2016年度の小学校教員の採用試験で、実用英語技能検定(英検)やTOEICテストで一定の資格を取得した教員採用試験受験者に、評価点数を加えた措置を取った全国の教育委員会の数は30を超えた」と発表されました。

このような状況から、今後は教員を目指す方々は、英語の検定資格の取得が避けて通れない条件となりました。将来、学校の先生を目指す大学生の間では、学生のうちに海外留学、例えば語学留学とか、インターンシップやワーキングホリデーに参加して、英語・英会話の基礎をマスターして、大学卒業までにこれらの検定資格を取得する意向の生徒が増加しているとのことです。実際に、最近流行のフィリピン語学留学には、多くの大学生が、大学生留学と称して参加しています。

来年度からは、これに加えて、10都市の教育委員会が新たに英語資格制度の評価優遇制度を導入する意向とされています。これは、2020年度に小学校で、英語が正式な教科(教科化)とされるのを前提にして、英語力の高い教員の獲得と同時に養成を行おうという取り組みの一環です。

特に、福島県、静岡県、大阪府、長崎県、広島県など26都市教育委員会では、英検やTOEICの結果が一定水準の受験者に対して、1次試験と2次試験でも加点を行ったということで、英語の重要性が示されています。