イギリスの健康保険加入

イギリスの留学生が申請する就学ビザをTier-4と呼ばれます。このビザは6ヶ月以上の長期間英国に滞在する学生が申請するビザで、指定された書類により厳格な審査が行われ発行されます。このビザの申請手続き条件は度々変更されてきました。

現在、イギリスへ留学する場合には、留学生はNHS(英国健康保険)への加入が義務付けられています。これは近年導入されたもので、イギリスに6ヶ月以上滞在するヨーロッパ以外の国籍者は、滞在中にNHS対象者となるために、事前の健康保険付加料支払いが必要になります。以前は、労働や就学で訪英するヨーロッパ以外の国籍者は、英国のナショナルヘルスサービス(NHS)の無料診療を受けることが可能でした。

この健康保険付加料は、年間約200ポンド(学生は年間150ポンド※今後変更の可能性があります)で、個々のオンラインビザ申請を提出する時に支払います。ビザ申請者は、英国ビザ合計期間に対して前払いが必要となり、その証明がないとビザが申請できません。英国へ短期滞在者ビザで訪れる人はNHSい加盟する必要はありません。個別に自国の海外旅行障害保険へ加入すれば問題ありません。この詳細はImmigration health surcharge: information for migrantsで確認ができます。

しかし、この制度は英語のEU離脱に伴って流動的ですので、今後も注意する必要があります。

語学留学でボランテイア準備

2018年2月9日から2月26日まで、賑やかに開催された韓国の冬期五輪競技大会「平昌ピョンチャン・オリンピック」。2月26日に華やかな閉会式が行われました。そして3月8日からは、いよいよパラリンピックが開催されます。また平昌の競技会場は多くの若者で賑わうことでしょう。

今回のオリンピックでは、2万人にのぼる韓国の方々がこの大会運営をサポートするボランティアとして参加したという報道がありました。多くの学生を含む韓国の若者達がこのオリンピックを支えて大会が無事に終了しました。

いよいよ次は日本で開催される2020年 東京オリンピックの開催です。夏のオリンピックは冬の五輪競技大会に比べて規模が大きいために、ボランティア・スタッフだけで3万人以上が必要だといわれています。その募集の条件が英語力です。

最近、この2020年 東京オリンピックに向けて英語をマスターしたいという方々が増えています。日本国内で英語学校に通って英会話をマスターする派、短期留学を含んだ語学留学や英語研修で英語をモノにしたい派など、多様な英語学習への取り組みがなされています。

もちろん、トビタテ!留学JAPANなどの奨学金制度を利用する学生もいて、この留学生の留学参加動機もオリンピックでの活動を意識している人がいるようです。

世界中から訪れるスポーツアスリート、それを支えるスタッフ関係者を私たちの英語と国際的感覚で「おもてなし」することは素敵なことです。海外体験を活かして世界に貢献できるチャンスが次は日本に訪れます。

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