フィリピンの情報【危険レベル-1】

日本人に語学留学先として人気のあるフィリピンのセブ島。この町で、2018年8月24日の夜に日本人女性が銃で撃たれて死亡したというニュースが流れました。現地警察の発表では、被害者はセブ島のタリサイ市に住むハマダさんという女性とのことです。

丁度この頃は、日本の大学の夏休み時期でもあり、短期留学やボランティア活動などに多くの日本人の若者もセブ島に滞在していました。フィリピンでは、拳銃の規制があるにも係わらず、警察の取り締まりが甘いこともあり、銃による凶悪事件が発生しています。現地の物価が安いことが魅力ですが、若年者や、女性の皆さんの留学は、例えばフィジーやニュージーランドなど、一定の費用がかかるとしても安全面から考えると安心して渡航できると思います。

昨年もマニラで日本人のビジネスマンが銃撃されるなど、毎年のように事件が起きていることから、留学で渡航する方々は十分に注意する必要があります。

【日本の外務省発表のフィリピン危険度について-外務省ホームページより】
●ミンダナオ地域の中部以西(周辺海域を含む)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
●パラワン州南部(プエルトプリンセサ市以南地域)及びミンダナオ地域の中部以東(但し,カミギン州,ディナガット・アイランズ州,カガヤン・デ・オロ市,ダバオ市及びジェネラル・サントス市を除く)(周辺海域を含む)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。
●上記地域以外のマニラ首都圏を含む全地域
レベル1:十分注意してください。

 

philp

アメリカ「表現の自由」

現在、アメリカでは、「3Dプリンターで銃を作る方法」のアプリケーション開示がテキサス州のNPO組織から発表され、Dercad サイトページ上で行われる事への問題提起がなされています。

3年前でには、3Dプリンターで実際にピストルを作り、それを使った射撃の様子がYou Tubeで公開されて話題になった事件がありました。その後、3Dプリンターでの銃の作り方のウエブサイト公開についてオバマ政権下では武器の国際取引の規程によりアメリカ国務省が規制に乗り出しました。

しかし、この度のトランプ政権下では、アメリカの憲法の保障する表現の自由のもとで、その公開が実現に至る模様です。公開をする作者であるデイフェンス・デイストリビューテイドも、今回の銃の作り方の開示が直ちに犯罪に直結するとは考えないと表明しています。

あらゆる情報が、一瞬で世界中に広がる現在においては、何事に対しても完全な規制を設けることは難しくなってきました。最終的には、その情報を発信する人と受け取る人のコンシャスネスの問題ということになるでしょう。アメリカは自由の精神を尊重する国なので、表現の自由は尊重されるべきですが、繰り返される銃を使用した凶悪事件への対策もしっかりと行ってほしいと思います。アメリカが、外国人が安心して旅行や留学生活できる国になる日が訪れることを望んでいます。