渡航の事前入国許可

近年、短期間の海外渡航でも注意しないといけないのが、事前の入国許可申請手続きです。この手続きを行ってないと、旅行当日に空港で航空機への搭乗を断られる羽目になります。

この事前の渡航許可システムで最も歴史が古いのがオーストラリアの入国許可であるETAS(イータス)です。これは10年前から導入されています。旅行の前にネットを利用してオンラインで手続きを行うようになっています。 オーストラリアへの渡航許可は渡航者のパスポート情報で電子的に管理されて 観光、会議出席などのビジネスを目的とした短期滞在ができます。

アメリカの渡航許可はESTA(エスタ)と呼ばれます。ビザ免除プログラムであるVWPを利用して渡米する旅行者の適性を事前に審査するシステムです。このESTAは、アメリカ国土安全保障省によっり2009年1月から義務化されました。ビザ免除プログラムを利用できるので90日までの短期商用・観光を目的に渡航できます。同様にネットのオンライン利用で手続きができます。

カナダの入国許可はeTA(イーテイエー)、2016年3月から義務化されました。カナダに空路で入国する場合に渡航日より前にオンラインで渡航認証を受ける必要があります。アメリカから自動車やバスなどで陸路入国する場合は必要ありません。

そしてニュージーランドの入国許可NZeTA(NZイーテイエー)、本年10月より導入されるとのことです。NZeTAはビザなしの渡航が可能になります。やはり渡航日より前にネットで申請します。今後も、このシステムが多くの国で導入されるものと推察されます。