英語教育と留学

英語の学校教育が進化変遷の時を迎えています。

最近の小学校の授業の取り組みとして、タブレットやデジタルブック、それを映し出す黒板型の電子ディスプレイ英語の授業に取り入れられてきました。2019年度には、このシステムが全国で1000校程度の小学校に導入されるとの報道です。
その流れは、中学高校にも及んでいきます。

教師は、メインPCから生徒のタブレットにアクセスして、その内容を抜き出し、前面の画面に映し出して授業を進めています。しかし、ディスプレイは目に良くないことから、授業に使用する時間を半分程度に抑えて進行する模様です。このシステムで、学校教育のデジタル化は益々進んで、教師の指導方法も大きく変わって行きそうです。生徒には「暗記ではなく考える」という思考発展型の教育が浸透していくことは間違いないようです。

10年後には、バーチャルでの英語教育が浸透して、例えばゴーグルを使用して、外国旅行、海外留学、そして外国人との英会話の疑似体験ができるシステムが取り入れられる可能性が広がります。

しかし、デジタルITによる教育が普及する状況に反して、子供たちの英語学習では現実的アナログの催しも重視されると予想します。外国人との触れ合いに重きを置いた企画体験として、例えば外国人の英語講師を学校に来てもらい、英語の歌を一緒に歌ったり、また英会話のロールプレイングを開催して、海外生活に近い環境を身近で子供たちに体験させる「人間性が溢れる」催しも開催されます。

将来にわたって年を追う毎に教育現場のデジタル化が進むことは間違いありませんが、いつまでも人間として血の通う授業でであってほしいと思います。

minimini