Pokemon Go の問題

今年も8月6日の「広島原爆の日」が近づいてきました。広島市の中心地にある平和公園では、平和記念式典の開催に向けてその準備がはじまっています。今年は、歴史的なオバマ大統領の広島訪問があった後の式典なので、注目度の高いものになりそうです。

平和公園は、広島市のシンボルとして、誰でもが知っている有名な場所です。この公園に、日本でポケモンGOが配信された先月末から多くの若者が集まり始めました。
夏の炎天下の日差しの元で、スマホを片手に、公園に続く本道商店街、相生橋方面、中島町方面から、ぞくぞくと若者が歩いてきては、楽しそうに公園内のあちこちで立ち止まってはゲームに興じています。

公園内の重要施設である「平和記念資料館」では、資料館内と建物エリアでは、訪問者の方々にポケモンGO を行わない配慮を求めるアナウンスを先日行いました。

世界中で大きな社会現象を巻き起こしているポケモンGO。広島平和公園でのゲームの問題点は、「ジム」や「ポケストップ」の位置にあります。これらのポイントが「原爆ドーム」や、「原爆の子の像」に設定されていることが慰霊の場とされている平和公園にふさわしくないとのことから、広島市はこのゲームの運営会社ナイアンティックに設定の解除を申し入れたそうです。

しかし、平和公園は市民や訪れる人々の憩いの場でもあるので、歩きスマホに気を付けて、マナーを守りながらポケモンGOを楽しむことにはまったく問題がないとのことです。

mopogo

平和を願う方々が、世界中からひとりでも多く広島平和公園を訪れることは、私たち市民の願いであり嬉しいことでもあります。