外国では人混みに注意

neace-fr7月14日に、フランスでトラック突入殺人事件の報道がありました。この事件は、フランス南部のニースで、フランス革命記念日を祝う花火の見物客の列にトラックが猛突進したもので、2キロにわたって人々をひき倒し、結果80人以上が死亡したというものです。複数の証言では、海沿いの遊歩道で花火を見ている人の列にトラックが突っ込んだ状況で、それを見ていた人は「当初は交通事故かと思ったが、すぐに意図的にやっていることが分かった」と言っています。

これに伴って、オランド大統領は緊急会見をテレビで放送して、この事件がテロであるという可能性を示唆しました。その上で、フランス全国内の特別警戒期間を3ヶ月間延長すると発表しました。

これから海外留学をする学生さん、夏の短期外国研修で渡航する旅行者の方々は、出来るだけ人が集まるところへの出入りを慎む必要があります。とはいえ、どうしても人混みの多い観光地に行くときには、爆弾テロや自動車テロ、ピストルを使った無差別の攻撃があるかもしれないという気持ちをもって頂きたいと思います。

日本では考えられないことですが、北米、南米、ヨーロッパ、中近東、一部の共産圏諸国、アフリカ諸国など、これらの国々では拳銃などの武器が容易に手に入る社会です。何が起きても不思議ではない状況下で、自分の身は自分で守るしかありません。