夢を叶えるということ

広島カープが今日も中日戦(マツダ・スタジアムで開催)に勝利して、優勝マジックが2となりました。広島の街は、優勝が決まった時に備えて、着々と優勝セールや祝勝パーティの準備を進めているようです。三越デパートやそごうデパートも、既に「優勝おめでとう」の幟の準備を整えているようです。

このチームの優勝に貢献した選手のひとりが鈴木誠也選手21才です。鈴木選手は東京の荒川区町屋出身で、生粋の下町っ子。幼少の頃から、熱心にお父さんが鈴木選手に野球を教えてきたという話が広島で話題になっています。

「勉強するなら、走ってこい!」と、子供の頃からお父さんに言われ、鈴木選手も夢に向かって練習を重ねて、明けても暮れても野球に打ち込む姿が、まさに町屋を舞台にした漫画「巨人の星」の星一徹&飛雄馬の親子のようだったといいます。

小3年の時に、荒川リトルで本格的に野球を開始して、長さ80センチ、太さ3センチの鉄のバットを作ってもらい、それでゴルフボールを打つ練習を積んだとのこと。この当時の様子を東京のテレビ局が取材して、鈴木選手が小学校5年生の時に「出没!アド街ック天国」に登場したと話が伝わってきました。その当時は、倉庫でネットを張って練習していたことが話題になりました。

このテレビ放送、今もネットで公開されているとのことで、さっそくそれにアクセスしました。画面の中の10才の子供は、一生懸命に練習していました。何度も何度も小さなボールを打ち返していたのです。その番組の最後に、突然シーンが切り替わって、今の鈴木選手がホームランを打つ姿が映し出されました。

司会の薬丸さんが言いました「この子、野球の選手になる夢を叶えたんだ!」

鈴木選手は、将来有望な若手選手です。将来、チームの中心選手になることはまちがいありません。