ロッド・スチュワートさん

イギリスでのEU残留を問う国民投票が昨日終わり、その開票の結果イギリスのEU離脱が決定しました。それに続いて、キャメロン首相の辞任報道があり、イギリス・ショックとしてニュースが世界を駆けめぐりました。

世界株価と通貨ユーロの急落を受けて、私の父が、今後の世界経済の先行きが不安だと話しました。父は、1970年代に、英国に駐在していたことがあるので、イギリスの出来事が日本のニュースで報道される度に、その頃の話をする癖があり、今日もその頃の話を始めました。イギリスがEUの前身であるEEC(ヨーロッパ経済共同体)に加盟する前は、イギリスには失業者が多く、英国内の経済が困窮を極めたにもかかわらず、豊かな文化と、英国王室を中心とした穏やかな社会があったと懐かしがります。

父は、イギリスの古いロック・ミュージックが好きで、特に、フェイセスというバンドのボーカリストだったロッド・スチュワートが好きです。マギーメイやセイリングなど
私が聞いたこともない局名を連ねて、ギルバート・オブサリバンとかスレイドとか知らないアーチストの名前を連ねます。

1970年代はイギリスに多くの日本の若者が訪れて、夢に溢れた時代だったといいます。「成年は荒野を目指すものだ」と訳の分からないことをいう父を私は好きです。