留学生便り…アメリカの銃事件

アメリカの大学語学コースに留学中のエースの留学生の山内さんから昨日メール届きました。日本のテレビでドナルド・トランプ大統領のスピーチ映像と共に伝えられた「テキサス州の教会での銃乱射事件(以下の記事を参照下さい)」についてです。アメリカで留学生活を送っている日本の大学生や高校生は、日本では起きることのない重大な事件によって、少なからず動揺をしている模様が伝わってきます。

日本でもピストルなどの「銃による凶悪事件」は起きているようですが、それらは暴力団抗争などの事件としてまれに起きたという記憶がありますが、集団で一般の人が犠牲になるという銃による事件は記憶にありません。日本での事件は、刃物によるケースがほとんどだと思います。

実際にアメリカへ留学して現地で生活を送る時には、夜間の外出や、現金の持ち歩き、人の集まるところに行かない、政治的な集いあるいは宗教的な催しに参加しない、などの注意が必要です。アメリカでも、イギリスでも、フランスでも、銃による事件は、そのほとんどが前述した状況下で起きています。

外国での生活では、自分の身は自分で守るという気持が重要になります。これから留学をされる方々は、自分だけは大丈夫という気持を捨てて、常に安全な行動をするように心がける必要があります。

BBCニュースジャパン 2017年11月6日配信

米テキサス州サザーランド・スプリングスのキリスト教バプテスト派教会で5日午前11時半(日本時間6日午前2時半)ごろ、日曜礼拝中に男が銃を乱射し、少なくとも26人が死亡したという。警察によると、男は事件直後に死亡しているのが発見された。
グレッグ・アボット州知事は記者会見で、死者数を発表。同州史上最悪の乱射事件だと述べた。
「苦しむ人たちにとって、長く辛い追悼の日々が始まる」と知事は述べた。
テキサス州公衆安全局のフリーマン・マーティン氏は、被害者は5歳から72歳だと話した。調べによると、少なくとも20人が負傷し、病院に運ばれた。
マーティン氏によると、容疑者は20代前半の白人男性。黒ずくめの服服装で、防弾チョッキや戦闘服のようなものを着ていた。アサルトライフル(自動小銃)を持ち、教会前で発砲し始めた後、礼拝中の教会内に入り乱射したという。
地元住民が「自分のライフルをつかみ、(容疑者に向かって)撃ち始め」、男は車両で逃走。住民が車で追跡したところ、男の車両が障害物に追突して停止した。警察は、容疑者が車内で死亡しているのを発見したが、自分で自分を撃って死亡したのか、反撃した住民に撃たれて死亡したのかは不明だとマーティン氏は説明している。
米メディアによると、銃撃犯はデビン・P・ケリー容疑者(26)。警察は、男の身元を発表していない。
被害のあったファースト・バプテスト教会のフランク・ポメロイ牧師は米ABCニュースに対して、自分の14歳の娘アナベルさんが乱射で死亡したと話した。牧師夫妻は事件当時、オクラホマ州にいたが、娘について「とても美しい、特別な子供だった」と電話インタビューで話した。
教会に近いサンアントニオのユニバーシティー・ヘルス・システム病院はツイッターで、子供4人を含む負傷者を少なくとも10人、手当てしていると明らかにした。

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