広島に雪-留学生と寒波

アメリカのミシガン州、ミネソタ州など北部地域大寒波の気象状況は前回のブログで語学留学生便りとしてお伝えしました。しかし、この冬の異常気象は、アメリカだけに留まらず、ロシアでも、そして温暖といわれる日本の広島市でも発生しています。今年の1月は、中旬から下旬にかけて市内でも雪が積もる寒い日々が続きました。

ところで、広島には多くの留学生が生活しています。特にアジアからの留学生が多く、タイ人の他、マレーシア人、ベトナム人留学生が広島駅前近くの留学生会館で生活をしています。海外の留学生と交流する広島の学生も多く、冬時期には北部のスキー場でスノボの留学生サークルが開催されて賑わいを見せます。

タイやマレーシアでは、それらの国の山岳地帯を除いては雪が降ることがほとんどないとのことで、先日市内に積もった雪が留学生である彼らには相当珍しい現象の様子でした。この日は、関東でもドカ雪で東京では首都高速が麻痺したというニュースが伝わってきました。中国地方では、日本海側の島根県や山口県では各地で20センチ程度の積雪があったとのことです。

しかし、逆にオーストラリアやニュージーランドなどの南半球都市では例年以上に暑い日が続いているとオークランドの高校留学中の木村君からメールが届いています。オーストラリアの一部地域では水不足が発生しているとのことで異常気象が世界的な規模で起こっていることは間違いないようです。外国生活を送る皆さんも健康に気を付けて、留学生諸君も元気で冬の時期を乗り切って下さい。

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アメリカ大寒波で留学に影響

アメリカのミネソタ州のミネソタ州立大学 The University of Minnesota に語学留学中の大原湧君から新年の挨拶メールと英語留学の近況報告が届きました。

アメリカ北部は、この州を含めて、オハイオ州やミシガン州なども多くの都市で大寒波とのことです。留学生の大原君によると、ミネアポリス&ツインシテイでも、マイナス20度を記録したとのことです。さらに、カナダのオンタリオ州ではマイナス30度に達した町があり凍死者が出たと知らされました。

そもそも、瀬戸内地方に住んでいる私たちが「マイナス10度」の世界を想像することは相当に難しく「0度より低いのだろう」位しか考えることができません。広島など中国地方では厚手のジャンパー1枚で外出しても充分に過ごせる冬の外気なので、オンタリオ州の「マイナス30度、凍死者あり」となると、その現実を理解できないというのが本当のところです。

外はドカ雪の極寒の中をどのようにして留学生たちが大学校内を移動するのか大原君に尋ねたところ、大学キャンパス内の主要な建物はESL英語コースのセクションを含めて地下道で繋がれているそうです。他の留学生たちとショッピングモールやレストランなどに行く時は重装備の防寒着を着て外出したり、暖房の効いたバスで移動するとのことです。

アメリカの大学はどの建物内部も全てセントラルヒーテイングが施され、英語留学や大学留学生が滞在する寄宿舎の内は長袖Tシャツで過ごせる位に暖房が効いているそうです。この冬に北米に留学や海外渡航をする方々は、防寒対策をしっかりされて渡航するのがよいでしょう。

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