アメリカ「表現の自由」

現在、アメリカでは、「3Dプリンターで銃を作る方法」のアプリケーション開示がテキサス州のNPO組織から発表され、Dercad サイトページ上で行われる事への問題提起がなされています。

3年前でには、3Dプリンターで実際にピストルを作り、それを使った射撃の様子がYou Tubeで公開されて話題になった事件がありました。その後、3Dプリンターでの銃の作り方のウエブサイト公開についてオバマ政権下では武器の国際取引の規程によりアメリカ国務省が規制に乗り出しました。

しかし、この度のトランプ政権下では、アメリカの憲法の保障する表現の自由のもとで、その公開が実現に至る模様です。公開をする作者であるデイフェンス・デイストリビューテイドも、今回の銃の作り方の開示が直ちに犯罪に直結するとは考えないと表明しています。

あらゆる情報が、一瞬で世界中に広がる現在においては、何事に対しても完全な規制を設けることは難しくなってきました。最終的には、その情報を発信する人と受け取る人のコンシャスネスの問題ということになるでしょう。アメリカは自由の精神を尊重する国なので、表現の自由は尊重されるべきですが、繰り返される銃を使用した凶悪事件への対策もしっかりと行ってほしいと思います。アメリカが、外国人が安心して旅行や留学生活できる国になる日が訪れることを望んでいます。

サッカー・ワールドカップ

ロシア・ワールドカップ・サッカーの試合が毎晩テレビに映し出され、その番組時間帯が深夜から朝方までなので、しばらくは寝不足の状態が続きました。日本代表サッカーチームも、一次リーグで予想以上の活躍したにもかかわらず、トーナメントではベルギーと接線であったにも関わらずに残念な結果になりました。4年に1回開催される世界最高のサッカー競技会は、世界中の注目を集める中で、出場選手はすばらしい試合を見せてくれました。

一次リーグでは、世界ランク1位のドイツ・チームが韓国に敗退をしてトーナメント戦二次リーグに通過できないという思いもよらない結果になりました。このドイツ・ナショナルチームを受け持つヨアヒム・レーブ監督は、その責任を取って辞任を表明しました。ワールドカップでは、一次リーグ通過できれば監督として一定の評価の元で、次のチームの監督業に就きやすいといわれますが、予選で敗退をすると厳しい評価にさらされます。スポーツは結果が全て、厳しい世界であることは間違いありません。

レーブ監督は、試合前の会見では、いつも流暢な英語でゲームに対する考えを英語で語っていました。勤勉で堅実な国民性のドイツ人は、多くの人が英語を上手に話します。その理由は言語として英語がドイツ語を派生とするところにあるようです。さらに、国際大会に出場するレベルの監督や選手は、インタビューに英語でしっかり答えられる準備をして臨んでいるようです。

日本のアスリートにも国際大会の英語インビューにしっかり対応される方がいますが、これからのスポーツ選手で世界を目指す人は英語で話す練習を普段から行う必要がありそうです。国際化は、ビジネスに限らず、スポーツ分野でも容赦なく進み、英語での多彩なコミュニケーション能力が求められるようになりました。

防弾バック Bullet-proof bag

アメリカでよく売れているかばんに 「防弾かばん」 があります。これは様々な形とデザインがあり、若者が背負っている 「バックパック型」、スパイ映画の主人公が持っている 「スーツケース型」、キャンパスなど学生が持ち歩かれている 「ノートブック型」が発売されています。何れも、アメリカ国内ではポピュラーなものとして、一般のバック専門店や、通信販売のアマゾンからも購入ができます。さすがに、銃社会アメリカでは、拳銃犯罪に対する備えとして常にニーズがあるということです。実際に、アメリカのどこかで銃犯罪が発生すると、飛ぶように売れる定番のグッズです。

この防弾かばんの歴史は興味深く、数十年前は、鉄板を重ねたものを袋に入れた簡素なものだったと言われています。昔の西部劇シネマに「胸を銃で打たれたガンマンが生き返り反撃、その胸ポケットにはつぶされた金属製シガレットホルダーが。拳銃の弾はホルダーに跳ね返されていた」というシーンがありました。まんざら、これは作り話ではないと思われます。

鉄板製の弾除け時代は、素材が重たいために持ち運びは大変だったようです。その後時代を経て、合成金属版、硬化プラスチック版、セラミック版、さらにこれらの素材を重ねたコンビネーシォン合板が作られて、軽くて丈夫なものに進化しています。拳銃の性能も上がってきているので、その銃弾を防ぐ技術も向上を求められます。最新の製品は、NASAが開発してアメリカ軍海兵隊に提供している防弾素材によるものを使用した製品が人気があるそうです。値段は、軽く防弾性能が高いほど高価になります。小学生用、高校生用のバックパック型防弾かばんも多数開発されて、日本円では一番高い製品は数十万円となっています。

日本は銃社会ではないので、防弾バックと言われても身近に感じることはありませんが、アメリカに留学や旅行する時は、常に拳銃による犯罪に巻き込まれる可能性があるということを思慮して行動したいものです。

bag

 

留学奨学金の最新情報-2

5月16日のブログ「奨学金の最新情報-1」の続きです。ぜひ参考にして、海外留学の奨学金をゲットしましょう。比較的審査が厳しいもの、逆に一定の条件を満たせば給付を頂けるものなど様々です。
■NPO日本スコットランド協会
スコットランドの大学で専門分野における勉学に励む学生を支援しています。
■NPO法人日本スコットランド交流協会
スコットランドの大学の大学院修士課程で専門分野の勉学に励む学生を支援しています。
■(公益)二十一世紀文化学術財団
海外の大学院の博士課程に進学し、博士号の取得を目指す学生を助成しています。
■(財)日本国際教育協会
企業、団体、個人からの寄付を得て、大学等を通じて、日本人学生に海外留学を条件とする奨学金を支給しています。
■(財)本庄国際奨学金
主として博士号取得を最終目的とする日本人留学生に、奨学金を支給しています。
■フルブライト奨学金
奨学生が専門分野の研究を行うための財政的援助を行っています。
■(公益)日本中国友好協会
中国教育省の受け入れによる公費留学生(中国政府奨学金生)の派遣を行っています。
■公益財団法人日本財団
年齢25歳〜40歳の研究者、実務家、行政官などを対象に、海外で必要な学費・研究費・渡航費・生活費などが支給されます。
■公益財団法人ヒロシマ平和創造基金(ヒロシマスカラシップ)
広島県在住者または出身者であって、海外で芸術の分野にチャレンジする若い芸術家に奨学金を支給します(年36万円)
■BCJA 英国留学奨学金
英国の大学などの学術研究施設に3ヶ月以上滞在し、学術研究活動に携わる予定の者に支給します(15万円)
■明治安田クオリティオブライフ文化財団
国際的音楽家を目指して研鑚中の若手音楽家に対し、海外、特に欧米への留学費用の助成を行います(年200万円)
■ヤマハ音楽振興会(音楽)
海外の教育機関に留学し、演奏家・作曲家を目指す人を支援します(月10万円)
■(公益)ヤマハ発動機スポーツ振興財団
海外に渡航・留学予定の日本人大学生・大学院生に奨学金を給与します(月10万円)
■(公益)ロームミュージックファンデーション
音楽を学ぶ学生への奨学金給付をしています(月額最大30万円)
■(公益)KDDI財団
日本国内の大学院の正規課程の日本人学生を対象に給付しています(200万円〜)
■(公益) 福井県アジア人材基金
福井県内の大学に在籍する学生等の海外留学を支援する奨学金です。貸与型ですが、大学卒業後、福井県内の企業等に就職し3年間就業した場合は、奨学金の返還が免除されます。
■(公益)三重県国際交流財団
三重県に住所を有する者の子等で大学・大学院等に留学する私費海外留学生に奨学金を給付しています。
■飯塚毅育英会
栃木県内の高校などの卒業生である大学生や大学院生の留学を助成しています。
■(公益) ぐんま赤尾奨学財団
群馬県内の高校生や大学生に、海外留学費用の一部を給付します。
■(公益) 竹中育英会
指定の大学・大学院に在学中もしくは卒業(修了)見込みの者で、海外の大学で修士・博士の学位取得を目指す学生に対し学資を給与します。
■(公益) 福岡よかトピア国際交流財団
九州大学などの福岡市内の8大学に在学する学生が、海外の大学に半年~1年ほど留学する場合奨学金を借りられ条件を満たせば返還免除となります。

留学奨学金の最新情報-1

最近は、アメリカも英国も、授業料の高騰と、物価の上昇で留学の費用が上昇しています。そんな時にこそ使いたいのが留学奨学金です。大学や大学院留学には頂けるチャンスの多い留学制度を網羅しました。

■IELTS奨学金
大学・大学院への留学者を対象とする奨学金です。「IELTS Study UK奨学金」「IELTS 北米奨学金」の2種別あり、それぞれ3,000ポンド、6,000USドルが支給されます。
■ICC国際交流委員会
米英の名門大学が開講する「英語・ビジネス研修・学部授業+インターンシップ」のプログラムを対象とした奨学金制度です(IBPグローバル留学奨学金)
■(一般)国際開発機構(FASID奨学金プログラム)
国内外の国際開発関連分野の大学院で、博士の学位取得を目指す学生に奨学金を支援しています(年額上限2百万円)
■(公益)松下幸之助記念財団(松下幸之助国際スカラシップ)
アジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国の大学・大学院及び政府研究機関に所属して調査研究する場合の生活費や授業料などを支給します(月14万円)
■(公益) 伊藤国際教育交流財団
日本から海外の大学院へ留学する人への奨学援助をしています。
■(株)日仏文化協会
日本からフランスへの短期留学や長期留学を支援しています。
■イノアック国際教育振興財団
海外の大学等に留学する者に対する奨学援助に関する事業を行っています。
■イリノイ大学日本同窓会
文系理系にかかわらず、1年間学費免除で(約300万円)アメリカの名門イリノイ大学のリベラルアーツを学べます。
■インペックス教育交流財団
インドネシアの国立大学その他の研究機関に入学または入所が許可される見込みのある者に給付しています。
■経団連の奨学事業
経団連が、各種の奨学金事業に協力しています。
■(公益)グルー・バンクロフト基金
アメリカのリベラルアーツ・カレッジに4年間留学するのを援助しています。
■(公益)中島記念国際交流財団
海外の大学院に留学する日本人学生に対する奨学援助をしています。
■エンデバー奨学金
オーストラリアでの学習、研究や専門的能力開発などのために提供される奨学金です。
■(公益)平和中島財団
海外の大学等に留学する学部学生への給付(月15万円)と大学院生への給付(月20万円)
■Kiyo Sakaguchi奨学金
「数学」を極めるためにアメリカ留学を希望している高校生・大学生に、奨学金を支給しています(授業料に最大年3百万円)
■(法)大真奨学生
海外の大学院に入学した場合に学費の一部を負担して頂けます。
■(公益)村田海外留学奨学会
海外留学を志す日本人学生・研究者を対象に、奨学金を支給しています。また、日本の大学に留学する外国人留学生を対象に、奨学金を支給しています。
■(公益)吉田育英会
人文科学系分野、社会科学系分野または自然科学系分野を対象とし、海外の大学院等に留学する日本人留学生に奨学金を支給しています。
■Funai Overseas Scholarship
船井情報科学振興財団が、海外の大学院に留学し、Ph.D.取得を目指す日本人学生に給付しています。
■(公益)佐藤陽国際奨学財団
大学間交流協定により、対象国の大学に交換留学を希望する日本人学生に対して奨学金及び渡航費用等を支給しています。
■CWAJ海外留学大学院女子奨学金
英語を主要語とする海外の大学院あるいは研究機関に入学する学生に奨学金を給付します。
■秀 art studio
美術に関わる若い方を対象に奨学金を給付します。

ニュージーランドのビザ申請

ニュージーランドの学生ビザ申請時の提出書類が多様化を呈しています。一昨年に、オーストラリア同様「電子ビザ」に移行したNZビザの申請方式ですが、これに伴い残高証明、活動記録などの提出書類が複雑になっています。

学生ビザ申請では、①ネット利用でのオンライン申請、②VFSビザ申請センターを経由しての書類提出による申請の2方式を選べます。この申請方式毎に要求される書類が若干異なります。

例えば、オンライン申請では、財政証明として残高証明の他に通帳の取引記録ページの提出を求められる場合があります。NZ大使館が銀行取引を確認することで、日本に居住している事実を確認しているものと推測されます。VFSビザ申請センター経由での申請では、財政証明は残高証明のみで受け付けられていますが、日本の在学先学校からの推薦状や卒業証明書が求められる場合があります。留学生自身のショートエッセイも必用です。今後は成績証明書などが必用になる可能性があります。

ビザの審査期間は短くなっており、オンラインでは1週間で、VFS経由では3週間程度で書類に不備がなければビザが発行されます。NZのビザは現在メールで送られてきますので、それをプリントして現地に持参して下さい。

ところで、健康診断も昨年より電子化されます。以前はニュージーランド大使館の指定する病院に、健康診断書をダウンンロードして持参して受信しましたが、この書類は必要が無くなりました。パスポートと写真と健康診断の代金を持参して、病院で健康診断を受ければ良いようになりました。この時に健康診断を受けた証明書類が発行されますので、それを保管して下さい。

nz-flag

イギリスの健康保険加入

イギリスの留学生が申請する就学ビザをTier-4と呼ばれます。このビザは6ヶ月以上の長期間英国に滞在する学生が申請するビザで、指定された書類により厳格な審査が行われ発行されます。このビザの申請手続き条件は度々変更されてきました。

現在、イギリスへ留学する場合には、留学生はNHS(英国健康保険)への加入が義務付けられています。これは近年導入されたもので、イギリスに6ヶ月以上滞在するヨーロッパ以外の国籍者は、滞在中にNHS対象者となるために、事前の健康保険付加料支払いが必要になります。以前は、労働や就学で訪英するヨーロッパ以外の国籍者は、英国のナショナルヘルスサービス(NHS)の無料診療を受けることが可能でした。

この健康保険付加料は、年間約200ポンド(学生は年間150ポンド※今後変更の可能性があります)で、個々のオンラインビザ申請を提出する時に支払います。ビザ申請者は、英国ビザ合計期間に対して前払いが必要となり、その証明がないとビザが申請できません。英国へ短期滞在者ビザで訪れる人はNHSい加盟する必要はありません。個別に自国の海外旅行障害保険へ加入すれば問題ありません。この詳細はImmigration health surcharge: information for migrantsで確認ができます。

しかし、この制度は英語のEU離脱に伴って流動的ですので、今後も注意する必要があります。

アメリカ高校の銃乱射事件

高校留学生や大学留学生など多数の留学生を世界中から受け入れている国がアメリカです。そのアメリカでまた銃を使用した事件が発生しました。

2月14日に、フロリダ州の高校で、銃による事件が起きました。マイアミ北70キロにあるパークランド市の高校内で、男が高校生に向けてライフル銃を乱射しました。またかという思いです。

高校には多くの高校生がいて、この事件で生徒と教師17人が死亡し10人以上が病院で手当てを受けているとのことで、警察は、ニコラス・クルーズという男を犯人の疑いで拘束。クルーズは、この高校の元生徒で、トラブルを起こして退学になっていたとのことです。

アメリカでは銃による事件があとを絶たず、去年はネバダ州のラスベガスで、58人が犠牲となるアメリカ史上最悪の銃の乱射事件が起きました。アメリカの銃規制を推進する組織の発表です、自殺なども含めた中学高等学校での発砲件数は今年に入って、この事件で18件目になるとのことです。

アメリカでは、銃の乱射による凶悪な事件があとを絶ちませんが、銃規制の強化に反対する声が依然として根強く、銃規制が困難な現状です。高校留学に参加するためにアメリカに渡る日本人生徒のために、今後は銃社会ででどのように毎日を過ごすべきか、高校留学ガイダンスなどで行う必要があります。実際に、日本人の高校留学生がハロウインの夜にピストルで射殺されたという痛ましい事件が起きています。
アメリカに留学やホームステイで渡航して現地で生活することは、銃社会で生活するということを、これから渡米する大学生、高校生、中学生などの若い学生の皆さんには理解して頂きたいと思います。

アメリカ大寒波で留学に影響

アメリカのミネソタ州のミネソタ州立大学 The University of Minnesota に語学留学中の大原湧君から新年の挨拶メールと英語留学の近況報告が届きました。

アメリカ北部は、この州を含めて、オハイオ州やミシガン州なども多くの都市で大寒波とのことです。留学生の大原君によると、ミネアポリス&ツインシテイでも、マイナス20度を記録したとのことです。さらに、カナダのオンタリオ州ではマイナス30度に達した町があり凍死者が出たと知らされました。

そもそも、瀬戸内地方に住んでいる私たちが「マイナス10度」の世界を想像することは相当に難しく「0度より低いのだろう」位しか考えることができません。広島など中国地方では厚手のジャンパー1枚で外出しても充分に過ごせる冬の外気なので、オンタリオ州の「マイナス30度、凍死者あり」となると、その現実を理解できないというのが本当のところです。

外はドカ雪の極寒の中をどのようにして留学生たちが大学校内を移動するのか大原君に尋ねたところ、大学キャンパス内の主要な建物はESL英語コースのセクションを含めて地下道で繋がれているそうです。他の留学生たちとショッピングモールやレストランなどに行く時は重装備の防寒着を着て外出したり、暖房の効いたバスで移動するとのことです。

アメリカの大学はどの建物内部も全てセントラルヒーテイングが施され、英語留学や大学留学生が滞在する寄宿舎の内は長袖Tシャツで過ごせる位に暖房が効いているそうです。この冬に北米に留学や海外渡航をする方々は、防寒対策をしっかりされて渡航するのがよいでしょう。

snow

留学生の学費が高騰

近年、何れの国の留学先学校に於いても、留学生の負担する費用が著しく上昇しています。毎年5%以上、多い場合は10%に達する学校経費の上昇率ですが、それを5年間のスパンで見ると単純計算で5年前学費の25%~50%のアップ率となります。

例えばアメリカのロサンゼルスの主要な語学学校学費は、5年前は4週間フルタイムコースで、$750~$850程度でしたが、現在は軒並み$1,000~$1,200に推移しています。滞在費も米国の好景気による物価上昇の影響を受けて、一般住宅地のホームステイ代でも Half Boardの個室で$900を切らなくなりました。滞在するエリアの治安や生活環境によってこの金額は上下しますが、授業料と滞在費だけで$2,000以上、これに昼食代、交通費、雑費の月額予算$800加えると月額$2,800、日本円では現在のレートで月額32万円位が必要になります。1年間の留学では380万円以上の現地費用が必要になります。

これが、大学留学となるとさらに高額で、UCLAの文系学部留学生向け学費は$30,000~$35,000、映画監督で著名なスピルバーグ氏の卒業したSouthern California Universityは私立大学ということもありUCLAより高額で$35,000~$40,000の年間学費と発表されています(※2017年各大学発表資料による)。

学費の高騰が続く現状に於いても、アジアからの留学生は増可の一途をたどっています。発展途上国の事業家や富裕層の子女がアメリカ教育を受けるために、特に米国の大都市部の有名大学に押し寄せるという構図が出来上がっています。

日本は独自の奨学金制度を設けて優秀な若者の海外留学を支援していますが、押し寄せる国際化の流れに力強く対応するために、より高度で安定した継続的留学支援の制度を設ける必要があります。

daigaku5