海外留学での国際貢献

アメリカでひとつの国際問題が発生しました。アメリカ大統領トランプ氏が12月6日に、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教共通の聖地であるエルサレムを、イスラエルの首都と認定するという方針を固めてイスラエルのアメリカ大使館を、テルアビブからエルサレムに移転するとアナウンスしました。

この内容は相当に難解なので、国際政治の専門の方ににその評論をお任せするとしますが、問題なのは、この措置によって世界がより混乱を極めて、その結果留学生や国際文化活動を海外で目指す若者たちがテロの危険に遭遇するリスクが高まったことにあります。

世界中の人々が戦争を回避して平和に暮らせることが永遠のテーマであるにしても、異なる宗教、主義、主張の壁を越えて多様な民族が、それぞれの利益や言い分を互いに理解して共存を継続することは難しいのが現実です。

これから留学する方々が、その渡航先がアメリカやカナダなど北米でも、イギリスやヨーロッパ諸国でも、あるいは比較的テロ事件の発生する可能性が低いといわれるオーストラリア等オセワニア諸国でも、常に海外で生活を送るのに今まで以上に気を引き締める必要があります。日本人の私たちが海外で出来る限られたことといえば、自分の安全を自分で守り、その中でしっかりと学び、あるいは可能な範囲で国際交流活動をして事故や怪我なく日本に帰国することこそが国際貢献の基本であると言えるでしょう。

 

heiwa

留学生便り…アメリカの銃事件

アメリカの大学語学コースに留学中のエースの留学生の山内さんから昨日メール届きました。日本のテレビでドナルド・トランプ大統領のスピーチ映像と共に伝えられた「テキサス州の教会での銃乱射事件(以下の記事を参照下さい)」についてです。アメリカで留学生活を送っている日本の大学生や高校生は、日本では起きることのない重大な事件によって、少なからず動揺をしている模様が伝わってきます。

日本でもピストルなどの「銃による凶悪事件」は起きているようですが、それらは暴力団抗争などの事件としてまれに起きたという記憶がありますが、集団で一般の人が犠牲になるという銃による事件は記憶にありません。日本での事件は、刃物によるケースがほとんどだと思います。

実際にアメリカへ留学して現地で生活を送る時には、夜間の外出や、現金の持ち歩き、人の集まるところに行かない、政治的な集いあるいは宗教的な催しに参加しない、などの注意が必要です。アメリカでも、イギリスでも、フランスでも、銃による事件は、そのほとんどが前述した状況下で起きています。

外国での生活では、自分の身は自分で守るという気持が重要になります。これから留学をされる方々は、自分だけは大丈夫という気持を捨てて、常に安全な行動をするように心がける必要があります。

BBCニュースジャパン 2017年11月6日配信

米テキサス州サザーランド・スプリングスのキリスト教バプテスト派教会で5日午前11時半(日本時間6日午前2時半)ごろ、日曜礼拝中に男が銃を乱射し、少なくとも26人が死亡したという。警察によると、男は事件直後に死亡しているのが発見された。
グレッグ・アボット州知事は記者会見で、死者数を発表。同州史上最悪の乱射事件だと述べた。
「苦しむ人たちにとって、長く辛い追悼の日々が始まる」と知事は述べた。
テキサス州公衆安全局のフリーマン・マーティン氏は、被害者は5歳から72歳だと話した。調べによると、少なくとも20人が負傷し、病院に運ばれた。
マーティン氏によると、容疑者は20代前半の白人男性。黒ずくめの服服装で、防弾チョッキや戦闘服のようなものを着ていた。アサルトライフル(自動小銃)を持ち、教会前で発砲し始めた後、礼拝中の教会内に入り乱射したという。
地元住民が「自分のライフルをつかみ、(容疑者に向かって)撃ち始め」、男は車両で逃走。住民が車で追跡したところ、男の車両が障害物に追突して停止した。警察は、容疑者が車内で死亡しているのを発見したが、自分で自分を撃って死亡したのか、反撃した住民に撃たれて死亡したのかは不明だとマーティン氏は説明している。
米メディアによると、銃撃犯はデビン・P・ケリー容疑者(26)。警察は、男の身元を発表していない。
被害のあったファースト・バプテスト教会のフランク・ポメロイ牧師は米ABCニュースに対して、自分の14歳の娘アナベルさんが乱射で死亡したと話した。牧師夫妻は事件当時、オクラホマ州にいたが、娘について「とても美しい、特別な子供だった」と電話インタビューで話した。
教会に近いサンアントニオのユニバーシティー・ヘルス・システム病院はツイッターで、子供4人を含む負傷者を少なくとも10人、手当てしていると明らかにした。

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留学ホームステイの留守維持費

海外留学をしている方々が、留学先学校の夏休みや冬休みの短期間を利用して日本への一時帰国や現地の旅行などで、滞在先のホームステイを留守にするケースでの部屋の維持費「ホールデイング・フィー」の支払いについて今回は説明をしたいと思います。

留学ホームステイ先のホストファミリーは、日本で言うと「下宿屋さん」として生徒さんを自分の家に業として滞在をさせているので、継続的な部屋代を請求してくるケースがあります。これは、国や地域によって様々ですが、オーストラリアでは一般的なシステムです。カナダ(ブリテッシュ・コロンビア州)ではケースバイケース、ニュージーランドではオークランドのホストファミリーでは請求をされる(地方都市では請求されるのは現在のところ無いようです)場合が多いようです。

通常請求される金額は、毎週(毎月)支払っている代金の半額程度です。その理由は「食事を取らないので食費分の半額をホームステイ代金から差し引く」というものです。しかし、代金を支払う生徒さんの側からすると1ヶ月の不在期間となると、通常の半額といっても決して軽視できない出費になるので、休暇期間でホストの家を出発する前にホストファミリーの方に、いくらにして頂けるのかを粘り強く交渉するのが最善だと思います。その交渉を行っておかないと、語学留学などで渡航した時にホームステイ先に支払っているデポジット(保証金)を後で失う場合もあり得ます。

留学では、予期せぬ問題が起こるので、留学生の皆さんは常に何事にも事前に交渉するスタンスで対応して下さい。

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語学留学の海外渡航準備

外国で語学留学などの長期留学を目指す方は、しっかりした計画と綿密な準備が必要です。最初はバクゼンとした留学への思いでいいのですが、時間の経過とともに、少しずつ具体的な渡航計画を立てることが語学留学成功の秘訣です。といっても「何から始めたらいいのかわからない!」と悩むことがありますが、プロの留学センターが海外渡航準備をお手伝いします。相談しながら一緒に海外渡航準備を始めましょう。

語学習得の王道は海外留学であり、海外生活です。一歩日本を出たところから必要となる「サバイバル・イングリッシュ」である生活英会話の準備を始めて下さい。日本を出発する時に一定の語学力を身につけておくことが語学留学であっても必要です。より充実した留学生活は、事前の英語学習の成果に影響されます。英語が初級の方は基礎英会話を、中級の方は応用を重視したレベルの英会話を、しっかりと身につけておきましょう。

ところで、プロの留学カウンセラーは、長年の相談経験や実際の留学例から多くの体験談を知っています。広島、東京、名古屋、高松、岡山、福岡でも受けられる留学相談会で聞いた留学カウンセラーの最新情報と知識をあなたの外国生活に生かしましょう。

ビザの申請が必要な中期・長期留学はこの渡航手続きに思う以上に時間かかります。遅くとも出発予定日の3ヶ月前には具体的な手配を開始したいものです。短期留学や短期ホームステイは出発予定日の2ヶ月前を目安にして手配を申し込みましょう。出発予定日間際の申し込みは、参加者の希望する渡航計画変更を余儀なくされる場合があります。

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英国留学説明会-東京★10月22日(日)

イギリスの留学説明会が東京で開催されます。今回はイギリスより多くの学校、大学、カレッジが来日します。来年または再来年に、英国留学を目指す方は是非ご参加下さい。
参加入場は無料ですが、事前にウェブ登録の必要があります。私たちエースのスタッフも参加します。
日時:10月22日(日)13:00~
会場:秋葉原UDX 特設会場
主催:イギリス教育省(ブリテイッシュ・カウンシル)英国大使館
 
◎参加学校・教育機関
Ackworth School
Arts University Bournemouth
Aston University
Cardiff Sixth Form College
Christ College Brecon
City, University of London
Concord College
Edge Hill University
EF Education First
Goldsmiths, University of London
Homerton College, University of Cambridge
King’s College London
Liverpool John Moores University
Mander Portman Woodward
NCUK
Newcastle University
Oxford Brookes University
Queen Ethelburga’s College
Queen Mary University of London
Robert Gordon University
Royal Holloway, University of London
SAE Creative Media Institute
SOAS, University of London
St Lawrence College
St Mary’s University, Twickenham
Staffordshire University
Swansea University
The Glasgow School of Art
The Royal Agricultural University
The University of Manchester
他多数を予定

動き始めた為替レート $1=¥99へ

さあ、留学の秋が来ました。日本のお盆帰省Uターンラッシュが一段落したタイミングで、いよいよ為替相場が1ドル99円台突入へ加速を始めました。日本銀行はこれに対応すると発表していますが、実際に1ドルは「85円~90円」が適性レベルだと世界を旅する多くの若者たちは感じています。

確かに円高が進むと、日本は工業製品の貿易国なので、輸出産業には大きな打撃となります。「1ドル当たり1円の為替変動で30億円の差損が発生する」と、中規模の自動車メーカーがアナウンスしています。トヨタ自動車や三菱重工業などの大手メーカーでは、輸出取引額が巨大なために、このレベルの損失には留まらず、経営を圧迫することが考えられます。

しかし、企業の差益差損の話は別の問題として、実際の社会生活の物価の比較という局面から考えると、先に述べたレートが適正であるといえます。世界の物価を比較する時に、同じ国際企業の主製品で比較する方法があります。この例にならい、マクドナルドのハンバーガーセットの値段の比較をすると、日本のハンバーガーセット(ハンバーガー・ポテトフライ・コーラMのセット)が日本で360円であるのに対してアメリカで490円、オーストラリアで520円、イギリスで530円と換算されます。英語圏の諸国では、軒並み日本より同商品が3割~4割高額な現実から考えると、やはり1ドル100円を超えるレートは適正ではないということになります。

日本人に対する大学学費(Non-Resident/International Student Rate)でも、カリフォルニア州の4年制大学は年間2万ドルを超えるところが多く、いくら現地アメリカ人学生の4倍設定としても、年間学費として日本円換算200万円を下回るレートがナチュラルな相場だといえます。

さあ、これから留学のチヤンス到来です。

リオ銅の女子ウェイトリフティング

オリンピックの選手は、当然に日本を代表する日本最高レベルの選手です。その選手たちが五輪に出場して、そこで苦戦をして他国の選手に敗北することが多いので応援する私たちは、ハラハラ、ドキドキしながらテレビを見ています。頑張った選手たちを讃えたり、負けを残念がったり、一喜一憂しながら観戦しています。
 
いよいよ始まったリオデジャネイロ・オリンピック。昨日は女子ウエイト・リフティング競技で、日本のホープ三宅選手が銅メダルを取りました。何年も努力をしてきた成果なので、三宅選手は「本当に素直にうれしいです。この日のために4年間積み上げてきました。しかし、上手く上がらないのでダメかと思っていたのが最後に表彰台に立つことができてうれしいです。」と話しました。

三宅選手は今大会では、最初2本を失敗。スナッチの3本目で「私の夏はもう終わり。もうゼロだなと思いました。これで取れなかったら、諦めようと最後は無心でトライしました。信じられませんが、奇跡で80キロが上がりました。グラグラしながらですが抑えることができました。無心で入ったことで抑えられたという感じです。みんなが手伝ってくれたという気がしています。」と語りました。最後は「ヤッター!」と声を出し、バーベルに寄り添ってなでた三宅選手。これまでの練習での苦しかった、大変だった思いが伝わってきました。三宅選手にとってバーベルは、16年間練習してきたパートナーです。「メダルが取れたら、バーベルに、ありがとうと言いたい。今回が4度目の五輪。前回は銀メダルで、今回は厳しと思いましたが、あきらめないで続けることができて銅メダルを取れました。」

さて、4年後の東京ではどのような夢を私たち日本国民に見させてくれるのでしょうか。

がんばれ三宅選手。

【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

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ミュンヘン銃撃事件の衝撃

2016年7月22日の昼過ぎに、ドイツの大都市ミュンヘン住宅地のショッピングセンター銃撃事件が発生したました。犯人と思われる男性は、この事件後に自殺しているのを発見されて、動機が判明しない事件として複雑な局面が浮き彫りになっています。テレビやインターネットニュースで大々的に報道されました。

そのニュースを見ている私たち日本人は「また、凶悪事件がおきたのか。」という感覚でこの出来事を受け止めました。もう世界は安全ではない…と再認識させられました。

今回の事件は、ドイツで発生して9人の若者が犠牲となったので、ドイツとヨーロッパ社会に与えた影響は計りしれません。さらにマクドナルドという多くの人々が集まる店内を舞台として銃撃事件が起きました。犯人は発砲を繰り返しながら屋上に移動して、その時の犯人の映像が住民によって撮影されています。「俺はドイツ人だ。この国で生まれた」と叫んでいる犯人の様子が放映されています。

警察は最近にフランスで起きた事件を想定してテロの可能性があるために公共交通機関をストップさせたとのことです。結局この犯人は18歳のドイツとイランの二重国籍者で精神病の疑いがあるといわれまし。しかし、少なからずこの犯人は各国で起きたテロ事件に影響を受けて犯行に至った可能性があります。世界は、何があってもおかしくないという時代になりました。この夏休みに海外に行かれる方は気を付けたいものです。

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外国では人混みに注意

neace-fr7月14日に、フランスでトラック突入殺人事件の報道がありました。この事件は、フランス南部のニースで、フランス革命記念日を祝う花火の見物客の列にトラックが猛突進したもので、2キロにわたって人々をひき倒し、結果80人以上が死亡したというものです。複数の証言では、海沿いの遊歩道で花火を見ている人の列にトラックが突っ込んだ状況で、それを見ていた人は「当初は交通事故かと思ったが、すぐに意図的にやっていることが分かった」と言っています。

これに伴って、オランド大統領は緊急会見をテレビで放送して、この事件がテロであるという可能性を示唆しました。その上で、フランス全国内の特別警戒期間を3ヶ月間延長すると発表しました。

これから海外留学をする学生さん、夏の短期外国研修で渡航する旅行者の方々は、出来るだけ人が集まるところへの出入りを慎む必要があります。とはいえ、どうしても人混みの多い観光地に行くときには、爆弾テロや自動車テロ、ピストルを使った無差別の攻撃があるかもしれないという気持ちをもって頂きたいと思います。

日本では考えられないことですが、北米、南米、ヨーロッパ、中近東、一部の共産圏諸国、アフリカ諸国など、これらの国々では拳銃などの武器が容易に手に入る社会です。何が起きても不思議ではない状況下で、自分の身は自分で守るしかありません。

イギリス就学ビザ緩和に期待

今回は、イギリスの学生ビザ-Tier Four Category Entry Permit が緩和されるのではないかというお話です。

イギリスの保守党の党首選挙で、メイ女史が次の総理大臣に就任することが決まりました。今後の予定では2016年7月13日迄にイギリス女王のアクレディションによってこの地位に就任されます。イギリスでは久々の女性総理大臣の誕生であり、「鉄の女」と呼ばれたサッチャー首相の再来となるかもしれません。

さらに、アメリカではクリントン上院議員が、近く開催される大統領選挙でアメリカの大統領に選出されるとなると、ドイツのメルケル首相を加えて、女性の指導者が国際政治を司り、これからの世界の歴史を作ることになります。

残念ながら、キャメロン首相は7月13日に英国の新首相就任に先立って、議会で辞任の演説をするとのことです。あのイギリス英語のスピーチが聞こえなくなると思うと、本当に寂しい思いが残ります。

EU離脱を巡る国民投票で、メイ女史は残留派だったのでEUとの離脱交渉は、メイ女史が英国での政治体制を整えた後の来年中になると推測されます。メイ女史は、英国へ流入するEC移民に反対の立場であったので、その逆に、高い学費を支払い英国に利益をもたらすアジアからの留学生に就学ビザ発給プロセスを簡素化する事が期待されています。

英国のメイ新首相
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